祖父から性的暴行を受けて息子2人を産んだが、「家族破綻」しないかと思って最後まで通報しなかった17歳の少女

親族間の性暴行犯罪が増えているが、「家族関係の破綻」や「報復」を恐れ、被害事実を隠す場合が多いことが分かった。

26日、警察庁によると、親族対象性暴行犯罪を犯して検挙された人数は、2013年606人から2014年624人、2015年676人、2016年725人で、4年連続で増加した。

しかし、専門家は被害者が親族に性的暴行を受けたにもかかわらず、被害事実を隠す場合が多く、実際の被害事例はこれよりはるかに多いものと推定した。

警察関係者によると、警察や学校、相談機関で親族性暴行を察知しても、母親など他の家族が子供に嘘や陳述拒否を勧めて、これ以上捜査が行われずに事件が終結する場合も多い。

義理の祖父B(53)氏に12歳の2012年から性的暴行を受けてきた17歳の少女Aさんも、家族が壊れるかもしれないという不安のために、捜査機関に被害事実を知らせなかった。

AさんはB氏の継続的な性的虐待で、2015年と2016年に二人の息子を出産した。

しかし、その後もAさんは捜査機関に助けを求めていなかった。

残念ながらB氏の性的虐待はその後も続き、6年間続いた性的暴行でAさんは、最終的に家を出て行った。

この事件は、家を出る前に打ち明けたAさんの話を聞いた祖母が代わりに警察に通報し、世の中に知られるようになった。

しかし、その後もAさんは家族破綻を懸念し、「彼氏との間に産まれた子供」と嘘をついたことが分かった。

去る10月19日、この事件を判決した水原地裁刑事15部キム・ジョンミン部長判事は、「他の性暴力事件とは比較できないほど罪質が悪質である」と人面獣心のB氏に懲役20年を宣告し、性暴力プログラム160時間の履修を命じた。

ソース:インサイト 2017-12-27 12:15:00(韓国語)
http://www.insight.co.kr/news/132314