※続きです

昨年、韓国で『ポケモンGO』が流行った際にも著作権やライセンスを軽視する動きがいくつかあったが、仮にキム博士が「章姫」と「レッドパール」の開発者の許可なく、勝手に交配してソルヒャンを作り出していたのなら、筋が通らないだろう。
つまり、今回の報道は日本と韓国の“イチゴ戦争”に発展する可能性も孕んでいるようにも映るのだ。

ちなみに日本のイチゴ輸出の額を見てみると、2016年は前年比35%増の約11億円(『日本経済新聞』)となっている。
韓国の3分の1ほどだ。

農水省は、2018年度に東アジアを中心に本格的な実態調査に乗り出し、開発者の権利を保護する品種登録を現地で行なう支援をするという。
無断栽培を阻止しようと動き出すようだが、はたして……。
韓国ではすでに解決済みという感があるが、2018年度の実態調査の結果によって、日韓の“イチゴ戦争”が勃発しないことを願うばかりだ。

※以上です〆