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2018年1月4日、韓国・ソウル新聞によると、竹島(韓国名:独島)のマスコット犬とされ、竹島で暮らす「サプサル犬」が繁殖防止のための去勢手術を受けたことが明らかになった。

「韓国サプサル犬財団」と「独島警備隊」によると、現在竹島で暮らす第6世代の1歳になるサプサル犬のつがいは子孫を残すことができない。サプサル犬財団の関係者によると、2012年独島に連れてきた第4世代のサプサル犬から繁殖を制限するために雄に去勢手術を行っているという。

天然記念物第368号に指定されたサプサル犬は1999年3月から竹島に入り警備隊とともに暮らしている。記事は「当時サプサル犬財団は日本植民地時代に、日本が韓国の在来犬であるサプサル犬を毎年数十万匹ずつ射殺した歴史を勘案し、サプサル犬を独島の守護神として象徴化しようと言う事になり独島警備隊に雌雄一対を寄贈した」と経緯を紹介した。

以後、竹島に渡った1〜3世代のサプサル犬のつがいは現地で旺盛な繁殖力を誇り、1999年10月に第1世代が7匹の子孫を残したのを皮切りに2011年までの10年余りの間に、毎年その数を増やした。

サプサル犬財団が竹島のサプサル犬の雄を対象に去勢手術を実施したのは、竹島で3匹以上を育てるのが現実的に難しいという判断からだった。竹島にはサプサル犬の管理担当要員がおらず、増え続ける個体数の管理が困難なうえ、サプサル犬が海ツバメやウミネコなどの卵を食べつくしてしまう点が環境部と環境活動家らから問題視されていた。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「犬や猫は人為的にコントロールしなければ、個体数が爆発的に増えるからな」「個体数の管理は必要なこと」「去勢は必要だと思う」「去勢は動物虐待じゃなくて動物保護と言えると思う」など、去勢処置に理解の声が寄せられた。

その一方で、「動物虐待じゃないのか?」「去勢するんだったら、生まれた子供の里親を探した方がいい」など、去勢に反対する意見もみられた。

その他に「もともとサプサル犬は独島にいなかった犬だろう」とするコメントもあった。