「米国はフィリピン独立を約束していた」だから大日本帝国陸海軍が独立させなくても、
どのみちフィリピンは独立していた”と言うのは仮定・推量・憶測でしかない。
 たしかに、米国は1934年(昭和9年)フィリピン独立法=タイディングス・マダフィー法の成立に伴い10年後のフィリピン独立を認めた。
しかしこれは単なる予定に過ぎず、実現したわけではない。米国の都合により、その後取り消されることも十分あり得る話である。
米国による独立など仮定・推量・憶測の範囲を出ない議論である。

 それに対して、大日本帝国陸海軍は「1943年10月14日、ホセ・ラウレルを大統領としてフィリピンを独立させた」と言うのは歴史的事実である