北カリフォルニアで幼女を性暴行した容疑で逮捕された70代の韓人(コリアン)の男が、拘置所で首を
吊って自殺した。同日ペンシルバニア州では、16年前に姪を性暴行した容疑で70歳を控えた韓人の男に
対し、重刑が宣告されている。

サンタクララ郡保安局によれば11日の午前、ミルピタスにある郡拘置所の収容室でヤン・ジェボン容疑者
(72歳)が遺体で発見された。

保安局は短い報道資料を通じ、「現在のところ、服役者が自ら命を絶ったと見られる。徹底的に捜査中」
と明らかにしただけで、詳しい状況は公開しなかった。

去る9日、ヤン容疑者は10歳以下の少女を性暴行した10件の容疑で逮捕された。ヤン容疑者が自殺した
日は、最初の公判予定日の前日だった。認定尋問は当初10日に開かれる予定だったが、韓人通訳官が
見つからず、12日に延期されていた。

カリフォルニア州の刑法では、未成年者への性犯罪者を強く処罰している。特に10歳以下の未成年者を
性暴行した容疑(Penal Code 288.7)は、1件だけ有罪が立証されても、最大25年の刑に置かれる。
このため、たった1回の犯罪でも三振法に相当するという意味の、『ワンストライクアウト』犯罪とも
呼ばれる。ヤン容疑者に適用された10回の容疑が全て有罪と認められた場合、事実上の終身刑となる。

ヤン容疑者が自殺した当日、東部ペンシルベニア州ではキム・インジュン被告(69歳)に対し、最大36年
の刑が宣告された。去る2001年、当時10歳だった姪に対し、自宅で少なくとも3回性暴行した容疑だった。
彼は警察の調査が始まった2002年に韓国に逃亡して、2016年7月にニューヨーク空港を通じて再入国
して捕まった。

ソース:米州中央日報(韓国語)
http://www.koreadaily.com/news/read.asp?art_id=5945675