韓国トップたちの怪しい「世界観」


さて、今回は最近色々と話題の韓国について少し。

その前にまず最初にお断りしておきたいのですが、私はいわゆる「嫌韓派」でもなければ「親韓派」でもありません。

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、私は国際関係論でいうところの「リアリズム」という立場、
つまり、「すべての国家は利己的である」という前提からものごとを分析するような教育を受けてきた人間であります。

そういうことなので、どうも日本以外の他国のことを「好き/嫌い」、もしくは「善悪」という立場で判断することにはあまり慣れていないんですが、
これを前提として議論を進めていきたいと思います。

くどいようですが、私が専門で勉強してきた(古典)地政学では、国家の「世界観」、もしくは「地理観」というものが、
国際関係の動きを現実的に見る時に非常に重要であるとされております。

最近つとに反日姿勢を強めている韓国ですが、この国の「世界観」、とくにそのリーダーたちが日本についてどのように考えているのかを、あるソースから仕入れました。

その前に、みなさんもご存知の通り、私はアメリカの戦略論の大家であるエドワード・ルトワックの中国論である『自滅する中国』という本を翻訳したわけですが
(おかげさまで3刷行きました!)、
この中の第16章が、近年の韓国の対外政策についての興味深い分析となっております。

このルトワックの韓国分析は重要なので、まずは目立った部分を書き出してみましょう。