2018年2月14日、韓国・OSENによると、2018平昌(ピョンチャン)冬季五輪ショートトラック女子500メートル決勝に出場した韓国のチェ・ミンジョン選手(世界ランキング1位)が、2位でフィニッシュ・ラインを通過したが、ビデオ判定の結果、失格となった。

レース中盤、2番手になったチェ選手は最終コーナーでインコースに入り、イタリアのアリアナ・フォンタナ選手(世界ランキング3位)との距離を縮めた。チェ選手はフィニッシュ・ラインを通過する直前、スケートシューズのブレードを前に出したが、わずかの差でフォンタナ選手に破れ2位となった。しかし、チェ選手はビデオ判定の結果、他の選手と接触したとされ失格となった。

チェ選手は「失格の理由を正確には聞いていないが、フィニッシュの際に(他の選手と)ぶつかって失格になったようだ」とし、「審判が見たカメラ(映像)では失格理由に該当し、このような判定が出たようだ」と語った。

一方、「チェ選手を手で押しレースを妨害した」と報じられたカナダのキム・ブタン選手(世界ランキング2位)は失格となることなく、銅メダルを獲得。これに対し、韓国ファンの怒りは収まらず、競技終了後にはブタン選手のSNSに抗議が殺到。13日夜まで公開されていたブタン選手のSNSは14日未明現在、非公開となっている。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは

「ブタン選手を批判するんじゃなくて、失格判定を出した審判を批判すべき」
「選手のSNSにまで書き込みをするなんてどうかしているぞ」
「ブタン選手が判定を下した訳でもないのに…。韓国人として恥ずかしい」

など、ブタン選手のSNSを非公開にまで追い込んだことを批判するコメントが多く寄せられた。

また「客観的に見てチェ・ミンジョンは失格。それなのに何を騒いでいるんだ」と判定は正しかったとする意見もある。その他に「競技ルールは受け入れなければならない」と指摘するコメントも見られた。


2018年2月14日(水) 12時30分
http://www.recordchina.co.jp/b568240-s0-c50.html