平昌冬季五輪のアイスホッケー女子に合同チーム「コリア」として出場している韓国と
北朝鮮の選手がK─POP(韓国のポップ音楽)などを通じて結束を深めている。

北朝鮮選手たちは選手村では違う棟で寝起きし、移動も別のバスを利用。政府関係者から監視されてはいるものの、
サラ・マリー監督は「干渉されているわけではない」と語り、韓国選手らと夕食をともにしたり、
海辺でコーヒーを飲んだりするなど和やかな雰囲気が保たれているという。

また、12日のスウェーデン戦の前にはK─POPがロッカールーム内で流されたという。
マリー監督は「彼女たちは歌って、踊っていた。韓国の選手がK─POPのダンスを北朝鮮選手に教えていたんだろう」と話し、
リラックスムードを作り出していたと振り返った。

韓国最年少選手のチェ・ジヨン(19)は、4年前に初めて北朝鮮選手と会った時はよそよそしさを感じたというが、
今は彼女たちを姉と呼ぶほど親しみを覚えており、「優しく接してくれる。皆と仲良くなった」と語る。
合同チームはメダルを目指す上ではコンビネーションに問題を抱えているものの、多数派の韓国選手たちはチームが結束していると話している。

マリー監督は、開幕の数週間前に合同チーム結成の話が出た時には不安を感じたと心境を明かしたが、
「彼女たちは素晴らしいことをしている。テーブルに座っているのを見ると、誰が韓国出身で、誰が北朝鮮出身なのか分からない。皆笑っている。
彼女たちはただの女の子で、ただのアイスホッケー選手」と話し、今はチームが結束していく様子を好意的に受け止めている。

合同チームは14日に日本と対戦する。歴史的な背景から韓国も北朝鮮も日本戦を特別視する傾向があり、
韓国人FWキム・ヒウォンは「勝利以外の選択肢はない。.コリアンは日本戦に対して特別な感情を抱いている」と意気込んだ。。。

https://jp.reuters.com/article/united-korea-team-oly-idJPKCN1FY09Q

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