平昌五輪第13日(21日、江陵オーバル)スピードスケート女子団体追い抜き決勝で、日本は2分53秒89の五輪新記録でオランダを破り、
金メダルに輝いた。今大会の日本のメダル数は11となり、冬季大会最多の1998年長野五輪の10個を上回った。

0秒02差で頂点を逃した2010年バンクーバー五輪決勝から8年。高木美帆(23)=日体大助手=を軸とするメンバーで悲願の頂点に立った。

 姉妹そろって輝いた。高木菜那(25)=日本電産サンキョー=と美帆姉妹を軸とする日本が金メダルを獲得。
冬季五輪ではこれまで、日本の兄弟や姉妹が同時にメダルを獲得した例はなく初の快挙となった。

2010年バンクーバー五輪は美帆、14年ソチ五輪は菜那だけが出場。刺激し合って成長した2人は初めてそろい踏みする大舞台で、
息の合った滑りを披露した。

 妹の美帆が先に脚光を浴びた。15歳で2010年バンクーバー五輪に出場し、一躍時の人になったがソチ五輪はまさかの代表落ち。
苦い経験をばねにはい上がり世界屈指の実力者となった。

 菜那は小学生の頃から2歳下の美帆に後れをとり続けた。先に五輪に出場され、嫉妬心は膨らむ一方だった。
悔しさを原動力に前進してきたが、ソチ五輪に出場したことで吹っ切れた。

 ソチ五輪後、菜那は1シーズン、オランダに拠点を移した。かつてスーパー中学生と呼ばれ、自分流に固執しがちだった美帆は、
オランダからやってきたヨハン・デビット・コーチ(38)が指導する日本のナショナルチームで姉妹はともに練習し飛躍した。

 昨年11、12月に世界記録を3度も塗り替えた団体追い抜きで、美帆は絶対的存在。菜那は身長1メートル55と今回のチームで最も小柄ながら、
仲間を生かす巧みな脚の運びが特長だ。菜那が25歳、美帆が23歳になったいま、カフェで語り合い、買い物にも出かける。

日本女子中長距離を引っ張る両輪。家族であり認め合う仲間であり、ライバルでもある。心を一つにして表彰台の中央に立った。

http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180221/pye18022122060076-n1.html

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