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▲東京にある「恵泉女学園大学」の学生14人が牙山(アサン)雪華山(ソラサン)の廃金鉱で遺体発掘作業を始めている。
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▲「恵泉女学園大学」学生たちと遺体発掘共同調査団が記念撮影している。

「心が楽ではありません。」日本の大学生が牙山(アサン)民間人犠牲者遺骸発掘ボランティア活動に参加して韓国の歴史を全身で体感した。

牙山市と韓国戦争期の民間人虐殺遺体発掘共同調査団は去る22日から雪華山(ソラサン)廃金鉱で遺体発掘を行っている。ここには1951年1月頃、附逆(反逆)容疑で不法銃殺された約200〜300人の死体が埋まっていると推定されている。

日本の大学生らは作業着に軍手でクワをふるった。遺体発掘ボランティアをするためだ。前日は牙山に到着して夜遅くまで虐殺事件について予習する熱意を見せた。そのためか現場に到着した彼女たちの顔には緊張感があった。

この日、彼女らには密葬地で掘りおこした土砂から遺骨を見つける作業を行った。彼女たちは急な山の斜面の土砂の前に並んで一列に並んで畑を作るように用心深く土砂を扱った。それほどかからないうちに、あちこちから脚の骨や腕の骨など犠牲者の遺骨があらわれた。

日本の学生たちは人の骨に初めて接しながらも誰も恐れなかった。ナカムラ・モモコ氏(26)は「現場に初めて入る時は緊張したが、実際に遺骨に接すると何の拒否感もない」として「冷戦時代の国家暴力によるくやしい犠牲者という事件の実体をよく知っているからのようだ」と話した。

彼女は引き続き「むしろ日本が韓国を強制的に侵奪した余波で分断と戦争が起きて犠牲になったという考えで、日本人のひとりとして歴史に対する責任意識で心が重い」と明らかにした。

ムロタカコ(29)氏も「現場にきて懐かしくて平和な田舎風景に接して遺骨に対すると、韓国の山川ごとに辛い歴史が隠れている、と考えるようになった」として「これらの死の後に日本という国家があるようで心が楽ではない」と感想を明らかにした。

彼女たちはこの日、昼休みを後回しにした。ある学生は遺骨を見て両手を合わせ追悼の心を表現した。彼女たちは去る20日、「東アジア歴史フィールドスタディー」プログラムで「分断と統一」、「国家暴力」というキーワードを持って韓国を訪れた。初めての訪問地は板門店(パンムンジョム)とDMZと統一展望台であった。

ナカムラ氏は「DMZには分断があったが、韓国の市民から平昌(ピョンチャン)オリンピックなど平和の気勢を感じた」として「南北が必ず平和統一を成し遂げ東アジアの平和に寄与すれば良い」と話した。韓国史に関心が高い彼女は大学で日本メディアが光州(クァンジュ)民主化抗争をどのように報道したかを調べている。

彼女たちは23日、次の目的地の香港とマカオに発つ。英国の植民地であった香港とポルトガルの植民地であったマカオを各々訪れ、植民地時代にどんなことがあり、該当国家の市民らは自身のアイデンティティを守るためにどんな動きがあったか体験するためだ。

約1600人余りが在学中のこの大学は全学生が畑を作って園芸作物を育て、土地と生命の尊厳性を体得している。また、数年間、東アジアを直接回って歴史を習う「東アジア歴史フィールドスタディー」プログラムを運営している。

ソース:オーマイニュース(韓国語) 日本大学生ら、民間人虐殺遺骸発掘現場でボランティア
http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002408171