■韓国型精神分裂病の遺伝的要素を発見 2005年01月23日16時00分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

西洋の人にはなく、韓国人の精神分裂病患者にのみあらわれる遺伝子の変移が、韓国内の研究陣によって確認された。
蔚山(ウルサン)医大・ソウル峨山(アサン)病院の宋奎暎(ソン・ギュヨン、生化学科)、金昌潤(キム・チャンウン
、精神科)教授らは23日、精神分裂病の患者320人と正常な人379人を対象に、体内のCOMT(カテコール−0−メチル基
転移酵素)遺伝子の一塩基変異多型(SNP、特定遺伝子の変移)を調べたところ、72番のアミノ酸が「アラニン」から
「リン酸」に変わる場合、精神分裂病の危険性が高まることが分かった、と発表した。

今回の研究結果は、遺伝体研究分野の米学術誌「ヒューマンジェナティックス」(Human Genetics)の今年1月号に
掲載された。


■韓国人にだけ存在する6万個のDNA、クラウド利用で発見(1)2011年09月08日10時29分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

韓国人に特徴的に現れる遺伝子変異がクラウドコンピューティング技術で明らかになった。KTは非営利研究法人
のゲノム研究財団、バイオ企業のテラジェンイーテックスと共同で、韓国人20人の遺伝子解読と分析に成功したと
7日に明らかにした。ゲノム研究財団とテラジェンイーテックスが進める「韓国人個人ゲノムプロジェクト(KPGP)」
の一環として20人の韓国人ゲノムを分析するのにKTがクラウドコンピューティング技術を提供した結果だ。

人間の遺伝子は30億個の塩基で構成されており、今回のプロジェクトを通じて876万個の遺伝子変異を発見した。
このうち184万個は既に発見されたものと違い今回新たに発見された変異だった。その中でも6万3000個余り ←★朝鮮人だけが持つ人外遺伝子を発見ww
の変異は20人のうち13人から共通して発見されたもので、韓国人特有の遺伝子変異と解釈される。

こうしてわかった韓国人特有の変異は、病気に関連した遺伝子から身体特性に関するものまで多様だった。
代表的なものが辛い味を好む韓国人の特異的変異だ。20人中6人から共通で発見された変異で、唐辛子の辛さの成分
のカプサイシンによって活性化するたんぱく質と関連があることが明らかになった。この変異によって機能が変わった
たんぱく質が辛い味を好む韓国人の食生活習慣を説明する端緒になると予想される。また、味噌・キムチのように醗酵
食品が好きな韓国人の特異な趣向遺伝子も出てきた。

テラジェンイーテックスのパク・ジョンファ博士は、「世界的に300件余りのヒトゲノム解読結果が公開されているが、
大部分が西洋人やアフリカ人、一部東洋人のもので、韓国人に対する遺伝情報は不備だった。今回6万個余りの韓国人共
通変異を発見したことにより韓国人のためのゲノム解読が可能になった」と説明した。