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935日分あわせておよそ15000ページのイラク派遣の日報を公表しました
自衛隊が活動していたイラク南部のサマーマで戦闘が拡大する場面があったなど非戦闘地域とされた現地のきびしい治安情勢の実態が記されています。

去年3月、陸上自衛隊の研究本部でみつかっていたが研究本部は報告せず、統合幕僚幹部を経て、小野寺防衛大臣に報告されたのは先月31日でした。
陸上自衛隊のイラク派遣はイラク戦争後の復興支援にあたるため、平成16年1月からおよそ2年半にわたっておこなわれました。
学校や道路などの施設整備のほか、給水活動など(非戦闘地域)でおこなうとされました。

2004年ー(当時)小泉首相
「自衛隊が活動する地域は非戦闘地域である」
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しかし部隊の宿営地や周辺に13回にわたって迫撃砲弾やロケット弾が撃ちこまれました。
犠牲者はでず自衛隊員が発砲することもありませんでしたが、陸上自衛隊は棺を現地にもちこむなど最悪の事態に備えていました。
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今日、公表された日報はおよそ2年半の派遣期間のうちこれまでに確認された435日分(あわせておよそ1万5000頁)です
このうち平成18年1月22日の日報では・・・・・自衛隊が活動していたサマーワの治安情勢としてパトロールをはじめたイギリス軍に現地の武装勢力が射撃し、(戦闘が拡大)と記され、
(戦闘)という言葉を使って悪化する治安情勢が報告されています。

また平成17年7月5日の日報では・・・・・宿営地付近にロケット弾が着弾し、午前6時から安全確認のため宿営地の一斉捜索がおこなわれたと記されている。


イラク派遣では自衛隊が活動するのは(非戦闘地域)とされましたが、日報には予断を許さない現地の厳しい治安情勢の実態が記されています。

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戦闘地域でないところで自衛隊の活動がおこなわれていたという認識は今も変わりないでしょうか?
小野寺防衛相
「イラク復興支援特別措置法に基づいて自衛隊の活動が実際されたという認識に変わりはありません」


共産党・小池
「イラクの日報には戦場の真実が書かれていた。それを隠蔽するためにこれまでイラク日報を明らかにしてこなかったんではないか」


日報がみつかっていながら、なぜ報告が遅れたかなど、一連の経緯について防衛省の調査チームが確認をつづけている
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