(写真)
http://img.insight.co.kr/static/2018/04/30/700/h3zt0r1n8x694839t1tb.jpg
▲ 写真提供=挺身隊ハルモニと共にする市民の会

日本軍慰安婦被害者の痛みを盛り込んだ絵本、『コッハルモニ(邦題=花ばぁば)』が遂に『日本語』でも出版された。

去る27日(現地時間)、慰安婦被害者である故シム・ダルヨンさんの証言を基に描かれた本『コッハルモニ(直訳=花お婆さん)』の日本語版が出版された。

これは2007年に韓中日の3か国が企画した『韓中日平和絵本シリーズ』の一つで、去る2010年に韓国と中国で先に出版されて以降、日本で8年ぶりに公開された。

日本だけがこのように出版が遅くなった理由は、出版社の協力が不足していたからである。最初に日本版の出版を引き受けた童心社は、「慰安所の場所などに史実と異なる描写がある」などの理由から出版を拒否した。

(写真)
http://img.insight.co.kr/static/2018/04/30/700/6t65sq7b6u5r114rk0t8.jpg
▲ ころからHP

『コッハルモニ(直訳=花お婆さん)』の最初提案者であり日本の絵本作家である田島征三は、出版社の童心社に、「こういう事を恐れるから戦争が起きる」と説得したが、受け入れられずに取り消された。

数十社の他の出版社も日本の右翼の攻撃を懸念して、躊躇したという話が流れ出た。

日本の右翼勢力の攻撃は酷い場合、殺害予告まで起きるため恐れざるを得ない存在である。

これについて作家の田島氏は共同通信に、「女性の立場で描いた良い作品であり、我々に必要な本」と言いながら、「見たくない歴史という理由で出版しないのは日本人の恥」と指摘した。

(写真)
http://img.insight.co.kr/static/2018/04/30/700/v100xp9z8rr866jl8hx3.jpg
▲ news1

しかし、『コッハルモニ(直訳=花お婆さん)』に接した出版社のころからはこれらとは違った。ころからは、「この絵本は歴史論争を起こすためのものではなく、平和について考えるよう3か国の作家が考え出したプロジェクトである」と説明した。

ころからの代表である木P貴吉は、「電話やインターネットのコメントを通じ、“事実でない事を子どもたちに教えるな”と言われる事もある」と所信を明らかにした。

同時に、「敏感な問題だから出版できなくても仕方ないという社会であればおかしい」と強調した。

ついに『コッハルモニ(直訳=花お婆さん)』が日本でも日の目を見る事になったが、本を販売するという書店が非常に少なく、新たな障壁にぶつかった。

大型書店は全く注文しなかったり、一冊だけ注文した所もある。これについて木P貴吉は残念な気持ちを伝えた。

ソース:インサイト(韓国語)
http://www.insight.co.kr/news/152713

>>2につづく