日本と韓国はサッカーや野球などではライバル関係にあると言われることが多いが、経済の実力でもライバル関係にあると言えるのだろうか。
中国メディアの今日頭条はこのほど、「経済的な実力が上なのは日韓のどちらか」と題する記事を掲載し、日韓両国の経済を比較している。

 記事は、韓国の国土面積は約10万200平方キロと、約37万8000平方キロの日本の3分の1以下であることを強調。
そのうえで2016年の国内総生産(GDP)は韓国が1兆4110億ドル、日本が4兆9390億ドルだったことを伝え、
GDPでは規模でも1人あたりGDPでも日本のほうが韓国を上回っていることを紹介した。

 続けて、韓国は香港やシンガポール、台湾と並んで「アジア四小龍」と呼ばれ、その経済力が評価されていると紹介する一方で、
「小龍」が存在するということは「大龍」も存在するということだと強調。ここに日本が入っていないのは「日本は『小龍』ではないからだ」と伝え、
日本と中国の経済力は「大龍」と呼ぶにふさわしいものだと論じた。

 さらに、日韓の経済力を「側面」から比較しても、日韓の差は非常に大きいことがわかるとし、
日本はこれまでに自然科学分野でノーベル賞受賞者を数多く輩出し、米医学界最高の賞とされるラスカー賞の受賞者も日本は複数輩出していると強調。
他にも日本は世界的権威のある賞の受賞者を多数輩出しているが、韓国には自然科学分野のノーベル賞受賞者はおらず、
世界的権威のある賞の受賞者も日本人より圧倒的に少ないのが現状だと指摘した。

 一方で記事は、韓国の製造業はディスプレイパネルや半導体などの分野で日本を上回る競争力を持つと指摘する一方
、国全体の国際競争力ではやはり日本のほうが韓国を上回ると指摘。その根拠として、
世界経済フォーラムが発表している「世界競争力報告」のデータを挙げ、年によって変動はあっても日本のランキングは一桁台であるのに対し、
韓国は20位台であることを指摘し、総括として「韓国と日本を比較すること自体が間違いであり、日韓の競争力は同じ次元にあるものではない」と論じた。

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