0001しじみ ★
2018/05/17(木) 15:48:28.35ID:CAP_USER今から約2年前、中国雲南省昆明市に住むスー・ユンは家族のために可愛い子犬をプレゼントした。
真っ黒でコロコロとした子犬は、チベット原産のチベタン・マスティフ(チベット犬)。
体格が大きくてどう猛なチベット犬は、遊牧民の生活の糧となる家畜を守るのに飼育されてきた。
だからだろうか。スー・ユンの家庭に迎え入れられた子犬は、脅威的な食欲を見せた。
中国新聞網 によると「毎日バケツ1杯分の果物と2杯分のヌードル」をたいらげ、一家を驚かせたという。
時は経ち、一家はさらに衝撃を受けることになる。
かつての子犬は日々、巨大化。成長が止まる気配がない。そして、ある日、立って歩き始めた。
人間のような2足歩行を、だ。一家はようやく愛犬に対して大きな誤解を持っていたことに気づいた。
チベット犬だと思っていたペットは、クマだったのだ。
■115キロの「愛犬」に近隣住民の反応は...
英インディペンデント紙によると、近所の住民たちはタダ者ではなさそうなペットに恐怖さえ抱いていた。
ある隣人は「成長するにつれてクマらしくなった」と話している。
犬として育てられたクマは現在、雲南野生動物救助センターによって保護されている。
2足歩行を見てやっと事態を把握したスー・ユン一家が、専門機関に助けを求め、センター職員によって引き取られていった。
このときクマは非常に苛立った状態で、鎮静剤を投与して搬出された。
クマの種類は、絶滅の危機に瀕しているツキノワグマだと確認されている。
希少性が高く、闇市場で破格の値段で取引されるという。
スー・ユンは、2016年の休暇中にこのクマをチベット犬だと信じて動物を購入したと説明しており、
密売目的ではないことを示唆する。1日バケツ一杯分の果物と2杯分のヌードルを2年間与え、
約115キロの巨体に育て上げたのだから、一家のペットへの愛情はウソではないだろう。
画像:今回保護された「愛犬」(左)と10年程前に中国でブームにもなったチベット犬(右)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2018/05/beardog-180516-thumb-720xauto.jpg
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Pet puppy turns out to be endangered Chinese bear https://youtu.be/xtMDAFKW8c8
ニューズウィーク日本版
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/2-86.php