産経WEST2018.5.27 18:00更新
http://www.sankei.com/west/news/180527/wst1805270004-n1.html

じっとしていることができない私は、東洋食料品店の韓国人店主から是非にと頼まれ、時間があれば手伝っている。

 働く日も時間帯も自由で、必要な食料品を調達して帰宅する。

 マサチューセッツ工科大学(MIT)やハーバード大学に近く、興味深い人々が客としてやって来る。彼らと談笑することは、学ぶことが多く、また人生を豊かにしてくれている。

 この店に、週末になると大きなビニールの袋をカートに乗せてくる50代半ばで身なりの良い韓国人女性がやってくる。

 ただ、袋の中身はあちこちのごみ箱から拾い集めた汚い衣類や靴、お菓子など雑多なもので、これをナイロンの小袋に詰めて毎度、私たちにくれる。

 「塵だから置いていくな」と店員が語気強く言っても、他人と意思疎通をしない彼女はどこ吹く風。毎度、同じことを繰り返す。

 店員は、誰も彼女を相手にせず、名前も素性も知らないそうだが、学歴があることは、確か。なぜかというと、時折、難しい時事問題を流暢(りゅうちょう)な英語でまくし立てるので、思わず耳をそばだててしまうことがあるからだ。

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