(写真)
http://nimage.newsway.kr/photo/2018/05/30/20180530000239_0640.jpg

大邱(テグ)大学が日本軍慰安婦被害者のイ・ヨンスさん(89)に、名誉哲学博士学位を授与した。

大邱大学は30日、慶山(キョンサン)キャンパス惺山(ソンサン)ホール17階のスカイラウンジで、イ・ジョンウ学校法人ヨングァン学院理事長、キム・サンホ大邱大学次期総長、チョ・ファグム大邱大総長職務代行などが参加して、名誉博士学位の授与式を行った。

イ・ヨンスさんは一生を捧げて日本軍慰安婦問題解決のために献身し、正しい歴史の訂正に寄与した。

大邱大学は、人類の平和と人間尊厳の価値を広く知らせる事に貢献したイ・ヨンスさんの功労を高く評価して、名誉哲学博士の学位を授与した。

イ・ヨンスさんは日本政府を相手にした長い闘争過程で歴史、女性学、国際法の知識の必要性を痛感し、70歳を過ぎて慶北大学名誉大学生の3年過程と名誉大学院の2年過程を修了するなど、旺盛な学習意欲で多くの若者の手本になった。

また20年以上にわたり毎週水曜日の12時にソウルと大邱を往復して、日本大使館前で行われる水曜デモに参加している。

慰安婦ハルモニの悲痛な事情を世界的に知らせ、日本軍の蛮行と被害に対する謝罪を求めるイ・ヨンスの努力は多くの国民に大きな感動を送った。

イ・ヨンスさんのこのような努力は大邱大学の建学精神である『愛・光・自由』の実践で、人類愛を基にした真理追求と社会正義の実現にも合致する人生である。。

チョ・ファグム総長職務代行は、「イ・ヨンスさんの名誉博士授与は大邱地域の市民だけではなく、国民に歴史に対する正しい認識と民族意識、平和の価値を高めるきっかけになるだろう」と述べた。

イ・ヨンスさんは、「昨年、大邱大学が全国の大学キャンパスで初めて“平和の少女像』を建立した事に続き、名誉博士の学位まで授与して深く感謝します」とし、「信念によって長時間戦う事は容易ではなかったが、多くの方々の支持と応援が大きな力になった」と感想を明らかにした。

また、「慰安婦ハルモニはまだ進行中である日帝下の独立運動をしている」とし、「大邱大学の設立者であるイ・ヨンシク師様も独立運動をして投獄され、獄中生活の苦しみを味わった。このような大学で受けた名誉博士の学位は貴重で重要である」と話た。

ソース:ニュースウェイ(韓国語)
http://news.newsway.co.kr/view.php?tp=1&;ud=2018053020033193099&md=20180530200330_AO