産経ニュース2018.6.8 21:23更新
http://www.sankei.com/world/news/180608/wor1806080034-n1.html

【ソウル=名村隆寛】トランプ米大統領が米朝首脳会談で朝鮮戦争の終結合意を議論する意向を示したことに対し、韓国では8日、南北と米国の3首脳による「終戦宣言」への期待が高まった。

だが、韓国大統領府は「首脳会談を控え、トランプ大統領がいろいろ構想しているようだが、構想は変わる可能性がある」と慎重な姿勢を示した。

 4月末の南北首脳会談で合意した板門店宣言には「年内に終戦宣言をし、休戦協定を平和協定に転換するため、南北と米の3者、または南北と米中の4者会談を推進する」ことが盛り込まれた。

韓国の文在寅大統領は5月末に、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と行った2回目の首脳会談を受け、米朝会談の成功を前提に「南北米首脳会談を通し終戦宣言を進めたい」と意欲を示していた。

 しかし、米国が非核化問題への韓国の深入りに難色を示したこともあり、韓国政府は米朝会談への介入を控えている状況だ。大統領府報道官は前日7日の会見で、3首脳会談の開催について「明言するのは難しい。

時間がたつにつれ可能性は低くなっている」と述べた。米朝会談が行われるシンガポールを文氏が訪れる予定は現時点ではない。

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