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▲ 独島があるべき場所(赤い円内)に何も表示されていない(写真=読者提供)

我が国の国籍機であるアシアナ航空の機内航路地図に『独島(トクド)』が省かれていて、議論が予想される。特に韓国語と中国語バージョンにだけ独島を入れ、日本語と英語バージョンで削除した事は多分に意図的と解釈される。

18日、Aさんによれば、アシアナ航空のビジネスクラスに設置された乗客用モニターの航路地図で、独島が削除されている事が判明した。Aさんは去る8日に仁川(インチョン)国際空港から中国(チュングク)北京(ペイジン)に向かうアシアナ航空旅客機に乗り、このような事実を確認した。

Aさんは、「座席に設置された乗客用モニターのボタンを数回押せば、言語別で航路地図を確認する事ができる」とし、「他の言語で独島が“トクド”なのか“タケシマ”なのか気になっていたが、日本語と英語バージョンの航路地図ではハナから確認できなかった」と情報提供した。

実際にAさんが撮影した航路地図の写真を見れば、韓国語では『トクド(ハングル)』、中国語では『独島(簡体字)』で明確に表現されている。 しかし日本語と英語バージョンでは、鬱陵島を意味する『ウルルンド(カタカナ)』と『Ulleungdo(英字)』のみ表記しているだけで、独島の日本名である『竹島』すら書かれていない。

Aさんは、「我が国の国籍機であるアシアナ航空は、全ての言語の航路地図に独島を書くのが当然だ」とし、「領有権紛争を意識するならいっそ全て削除するべきで、日本語と英語バージョンのみ削除したのは『※目隠し阿吽(ことわざらしいです)式』だ」と批判した。
※目隠し阿吽=バレバレの嘘

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▲ 中国語バージョンの航路地図には独島(赤い円内)が表記されている(写真=読者提供)

先立ってドイツのルフトハンザ航空は、日本・羽田-ドイツ・ミュンヘン路線の乗客用モニターの航路地図に独島を表記して、日本の乗客の抗議で去る2月から独島をハナから表記しない事にした。

アシアナ航空も日本の乗客との摩擦を最大限に避けるため、日本語と英語バージョンの航路地図で独島を除いた事が推測される。しかし、アシアナ航空は独島に対する国民の自尊心を毀損したという批判を避けられなくなった。

韓国広報専門家である誠信(ソンシン)女子大学校・教養学部の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授は、「国籍機が日本の顔色を伺って独島を削除するなんてありえない事だ」と言いながら、「独島表記で書く外国の航空会社も多いだけに、アシアナ航空の迅速な措置が必要だ」と注文した。

これに対してアシアナ航空の関係者は、「全機種に独島を表記していて、言語によって設定を変えた訳ではない」と言いながら、「近距離地図では正常に出るが、一部の中長距離地図には鬱陵島・独島の英文・日本語の文字が相対的に長くて重なり、表示されなくなった」と説明した。

続けて、「誤解が発生しないよう、独島が優先表示されるようにシステムを補う策を検討する」と付け加えた。

ソース:ニュースワークス(韓国語)
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