23日に行われたロシアW杯F組第2節で、メキシコ代表が韓国代表に2-1で勝利した。
メキシコは2連勝で決勝トーナメント進出に大きく前進。韓国は連敗となり、自力での予選突破の可能性が消滅した。

 ドイツ撃破で勢いに乗るメキシコと、早くも崖っぷちに立たされている韓国の激突。
戦前の予想でもメキシコ有利の見方が強い一戦だが、韓国は意地を見せることが出来るか。

 そんな韓国が序盤からチャンスを多く作った。決定機は前半22分、エリア内でエースのFWソン・フンミンがボールをコントロールすると、
立て続けにシュートを放つ。しかしGK、そしてDFに阻まれると、エリア手前に流れたボールを最後に狙うが、これも相手に当たって枠を外れた。

 ただメキシコは一切慌ててはいなかった。

前半24分、左サイドで溜めたFWハビエル・エルナンデス(チチャリート)がMFアンドレス・グアルダードに繋ぐと、素早くクロスを折り返す。
そしてこのクロスが滑り込んだDFチャン・ヒョンスの手に当たり、PKを獲得。
FWカルロス・ベラがGKチョ・ヒョンウの逆を突くシュートを蹴り込み、先制に成功した。

2試合連続でPKによる失点を喫した韓国。

攻めるしかなくなったが、なかなか突破口を見出すことが出来ない。後半19分からは20歳10番、MFイ・スンウを投入して流れを変えに行くが、
直後の同21分、メキシコに決定的な2点目を決められてしまう。

 メキシコは得意のカウンターを発動。3対3の状況を作り上げると、FWイルビング・ロサノの持ち込みからチチャリートにラストパス。
チチャリートは相手のスライディングブロックを冷静にかわし、GKの脇を抜くシュートでゴールネットを揺らした。
チチャリートはメキシコ代表通算50得点目となった。

後半アディショナルタイム3分にソン・フンミンが鮮やかな左足ミドルを突き刺して1点差に詰め寄るが、反撃が遅すぎた。
 メキシコが2連勝、韓国が2連敗という結果に終わった。
このあと行われる同組のドイツ対スウェーデンの結果次第で、
メキシコの決勝トーナメント進出と韓国のグループリーグ敗退が決定する可能性がある。

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