http://www.sanspo.com/geino/news/20180629/sot18062918420006-n1.html

 北朝鮮の対外向けラジオ「朝鮮の声」のウェブサイトは29日までに、同国の平安南道安州市に住む日本人妻、青山扶佐子(北朝鮮名シン・スクヨン)さんの手記を掲載した。戦後の帰還事業で在日朝鮮人の夫に同行した日本人妻の声が北朝鮮の公式メディアで紹介されたのは2016年6月以来とみられる。

 手記では、5人の子どもを無償で大学に通わせ、自身も含めて皆が朝鮮労働党員になったと記述。「子どもたちと一緒に何の心配もなく幸せに満ちた生活をしている。社会主義の(北)朝鮮で、望むことを全て成就した」とつづっている。

 青山さんは徳島県小松島市出身で、1960年に北朝鮮に渡った。日本人妻の里帰り事業の第1陣として、97年に一時帰国したことがある。(共同)