2018-06-30 19:59
【ソウル聯合ニュース】バーレーンの首都マナマで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は30日、韓国が世界遺産への登録を申請していた「山寺」7寺を世界文化遺産に登録することを決めた。韓国で13番目の世界遺産となる。

 7寺は通度寺(慶尚南道・梁山)、浮石寺(慶尚北道・栄州)、法住寺(忠清北道・報恩)、大興寺(全羅南道・海南)、鳳停寺(慶尚北道・安東)、麻谷寺(忠清南道・公州)、先厳寺(全羅南道・ 順天)。

 ユネスコの諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)は5月、通度寺、浮石寺、法住寺、大興寺の4寺の登録を勧告。残る3寺については「歴史的重要性がはっきりと示されていない」
と登録を「保留」していたが、世界遺産委員会は「7寺全てをあわせることで遺産としての価値が示される」として、7寺そろっての登録を決めた。

 7寺は7〜9世紀の建立以降、韓国仏教の伝統を現在まで受け継ぐ寺という点で世界遺産の必須条件である「卓越した普遍的価値」が認められた。

 一方で世界遺産委員会は、今後増えることが予想される観光の需要に対する対応策や整備計画を用意することや、境内に建築物を作る際には世界遺産センターと協議することなどを勧告した。

 韓国の世界遺産登録は2015年の百済歴史遺跡地区以来。世界遺産全13件のうち2007年に登録された「済州火山島と溶岩洞窟群」だけが自然遺産で、残りは全て文化遺産となる。

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