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▲2013年公開された「関東大地震朝鮮人虐殺推定写真「2013年公開された「関東大地震朝鮮人虐殺推定写真」

1923年9月1日午前11時58分、東京近郊で大地震が起きた。いわゆる「関東大地震」。ほぼ100年前、日本の首都圏で起きた大地震をまだ私たちが記憶しているのは当時「朝鮮人が井戸にドクを入れた。」、「朝鮮人が暴動を起こした。」などのデマとともに朝鮮人6,000人余りが殺害されたからだ。

1日、大地震95周年をむかえて東京横網町公園の朝鮮人犠牲者追悼費の前では追悼式が行われた。ところが昨年からこの追悼式をめぐって東京都と主宰側の間に小さい摩擦がおきている。小池東京都知事がこれまで毎年、東京都知事が送ってきた「追悼文」を昨年から送っていない。

小池知事は先月初めの記者会見で関東大地震犠牲者大法要に参加する予定で今年も朝鮮人犠牲者追悼式に追悼文を送ることは慎みたいと明らかにした。表面的には全体犠牲者のための行事に参加するだけで個別的行事には意を表わさないという意味だが、大地震による自然災害犠牲者と虐殺犠牲者を同一視する行為自体に批判の声が強い。

特にその背景には朝鮮人犠牲者追悼碑に記されている「誤った扇動とデマで6千人余りの朝鮮人が大切な命を奪われた」という表現に対する日本右翼らの反発があるという分析だ。右翼指向の小池知事がこれを問題にしたのか、東京新聞は1日、これと関連して日本極右政治家の根拠のない主張が背景になったと報道した。

□「朝鮮人虐殺背景は独立活動家」

昨年3月東京都議会。自民党所属の古賀俊昭議員が一般質問を行った。古賀議員は朝鮮人追悼碑に彫られた犠牲者6,000人という表現について「事実に反する一方的な政治的主張」とし、「日本人に対するヘイトスピーチ(嫌悪発言)であり、とうてい容認できない」と声を高めた。

それと共に多くの朝鮮人が殺害された背景には「独立」を目標にする朝鮮人活動家の存在があったと主張した。「このような治安状況の中で日本人自警団が過激になり、関係のなかった朝鮮人までまきこまれて殺害された」と話して、デマなどによる虐殺という通説を否定した。

上の主張は混乱した状況の中で朝鮮人独立活動家を対象にした自警団の活動がこうじて一般人に対する攻撃まで続いた面では虐殺自体に正当性を付与しようとする試みだ。さらに朝鮮人集団殺害を否定する「関東大地震朝鮮人虐殺の真相」という本を持ち出して「根拠が希薄なばかりか、都知事が歴史を歪曲する行為に加担することになりかねない」と話した。そして追悼文を送ってはならない。追悼碑を撤去しなければならないと主張した。

これについて小池知事は返事を通じて「事務側から通例により追悼文を送ってきた」として「以後にはよく見た後に適切な判断を下す」と返事、そして以後、追悼文発送は中断された。

□朝鮮人虐殺事実を認めた日本政府

2009年日本政府中央防災会の専門家集団である「災害教訓の継承に関する専門調査会」は17世紀江戸時代以後、日本で発生した災害を分析した報告書を発行する。報告書2編「殺傷事件の発生」部分には関東大地震の死亡・行方不明者が10万5000人以上でありこのうち1%から数パーセントが殺害されたと推定されると書いている。1%としても1万5千人を越える数字だ。

また「官僚、被災者や周辺住民による殺傷行為が多数発生した。虐殺という表現が妥当な例が多かった。対象になったものには朝鮮人が最も多かった。中国人、内地人(自国人)も少なからず被害をこうむった」と記述されている。これと共にデマが広がった経緯も詳細に調査して入れた。

しかし、このような専門家集団が調査した歴史的真実も日本右翼要人の一方的主張でその歴史性が不正当な状況だ。
(後略)

イ・スンチョル記者

ソース:KBSニュース(韓国語) [特派員リポート]「関東大地震朝鮮人虐殺は独立運動のためだ」
http://news.kbs.co.kr/news/view.do?ncd=4032721

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