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▲京都精華大学のアニメ作品展示.

映画「千と千尋の神隠し」「君の名は」、タイトルを聞くだけでも分かる日本アニメだ。これは2Dアニメにもかかわらず3Dアニメより大きな人気を得ている。激しい競争が広がっているアニメ市場で堅固に席を守ることができる秘訣は何だろうか?

幅広い主題、多様な年齢層

日本アニメの主題はファンタジー、ハイティーンロマンス、スポーツ、SFなど数えられないほど多様だ。このような自由な主題はアニメ製作に大きな制限を置かない日本文化に従うものだ。日本アニメ作家は自由な主題でストーリーを創作し監督は果敢な表現技法を適用することができる。教訓的な内容を入れなければならない、という固定観念もない。

アニメ業界で日本と競争している米国は「アニメ製作時に幼児の感情に衝撃を与えかねない要素は排除しなければならない」という文化があって表現できる範囲に制限を受ける。日本アニメが米国アニメより競争力がある理由だ。アニメで扱える主題が多くなれば自然に楽しむ年齢層の幅も広くなる。消費者の立場からは選択の幅が広くなるわけだ。

高いクオリティーのバックミュージック
(中略:音楽的魅力、例えば「ハウルの動く城」の「人生のメリーゴーランド」)

国民の積極的な態度
(中略:コスプレなどに見る日本国民のアニメ愛)

韓国アニメ市場も成長中

日本アニメは多様な成功要因を持っている。我が国の人々は日本アニメと韓国アニメを比較して韓国アニメを否定的に切り捨てる。韓国アニメは内容が幼稚で創意性が不足しているという意見も多い。しかし、これは韓国アニメをよく知らずに下した評価だ。

韓国アニメは「幼児」を対象にしているだけにすぎない。現在の我が国の幼児用アニメは幼児の間では大人気だ。代表的な例として2017年度にEBS1で放映された「鋼鉄消防隊バイオロボ」は15パーセント以上の高い視聴率で幕を下ろした。

湖西(ホソ)大学アニメ学科イ・スンファン教授は「一部の人々は幼児アニメをさげすむ口調で話すけれど幼児アニメを消費する「幼児」は無ければいられないほど好きだ」として「幼児にアニメを代替できるものはない」と話した。付け加えて「ご両親も養育にあって幼児アニメの助けをたくさん受けている」と伝えた。これは韓国アニメの現状況と見ることができる。

また、イ教授は「アニメを消費する幼児とアニメ製作会社は共に成長して製作会社は幼児用アニメから一歩進んで「ハイティーンアニメ」を製作するだろう」と話した。続けて「アニメを楽しんだ幼児がまた成人になってハイティーンアニメを消費することになるだろう」と韓国アニメの展望について話した。

このように韓国アニメは幼児アニメ市場を攻略して広い市場を構築しつつある。韓国アニメに対する否定的な判断は市場の発展を阻害するだけだ。私たちは韓国アニメの発展方向を尊重して肯定的な見解で眺める必要がある。

シン・スジョン記者

ソース:東大新聞(ただし東国大の略)(韓国語) 現地で感じた日本アニメ、その魅力はどこで?多様な年齢層、豊かな背景音楽、活発な教育…韓国アニメも注目
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