>>1の続き
 労働新聞、朝鮮中央通信は連日「わが民族同士、意思と力を合わせて板門店宣言を履行しよう」と要求している。このごろの北朝鮮の態度を見れば、対米接触に先立って彼らがなぜ韓国を引き込んだのか、その理由を推し量ることができる。文大統領に、支持率80%を超えるチャンスをなぜ与えたのか、その輪郭がつかめる。北朝鮮の目には「民族」ではなく、「民族の金」だけが見えている。今の韓半島で、「民族」は虚像だ。

 「わが民族同士」で韓半島の未来は決められない。ドイツもこれを前提に努力し、統一を実現させた。韓国政府は夢ではなく、現実を語るべきだ。それでこそ、明日の現実が変わってくる。

おしまい