ヘイトスピーチ反対の市民団体元代表を逮捕、生活保護費の不正受給容疑 大阪府警

産経ニュース 2014.4.15 19:23

 生活保護を不正受給したとして、大阪府警は15日、詐欺容疑で、ヘイトスピーチ(憎悪表現)や排外デモに反対する市民団体「友だち守る団」(昨年5月に解散)の元代表で韓国籍の林啓一容疑者(52)=大阪市西成区橘=を逮捕した。

 府警警備部によると、林容疑者はツイッターやブログで「凛七星(りんしちせい)」を名乗り、昨年2月に守る団を結成。「在日特権を許さない市民の会(在特会)」など右派系市民グループへの反対行動をネットで呼びかけ、対立デモを行っていた。

 逮捕容疑は平成23年6月〜24年2月、収入がないと同市に嘘の申告をし、生活保護費約112万円を不正に受け取ったとしている。

 実際には知人女性5人に「生活が苦しいので助けてほしい」と依頼、約70万円を口座に振り込ませていた。林容疑者は「納得できない。金は預かっていただけ」と容疑を否認している。