2018/9/19
在留外国人最多263万人 6月末、技能実習や介護多く
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35519950Z10C18A9PP8000/
 法務省は19日、6月末時点の在留外国人数が263万7251人だったと発表した。2017年末と比べ7万5403人増え、過去最多だった。
日本の総人口の約2%にあたる。技能実習生や17年9月に新設した在留資格「介護」による在留者が増えた。
政府は19年4月に外国人労働者の受け入れ拡大で新たな在留資格を設ける予定で、外国人はさらに増えそうだ。
 在留資格別の内訳をみると永住者が75万9139人で最も多く、特別永住者(32万6190人)、留学(32万4245人)、
技能実習(28万5776人)の順だった。技能実習は17年11月に対象職種に「介護」が追加され、受け入れが広がったため、4%増えた。
 国籍別では、中国が74万1656人と最も多く、全体の28%を占めた。韓国の45万2701人、ベトナムの29万1494人が続く。
ベトナムやネパールで伸びが目立った。都道府県別で在留外国人数が最も多いのは東京都の55万5053人で、
愛知県、大阪府など大都市圏が続いた。
 合わせて発表した1〜6月の外国人入国者数は1538万8630人だった。前年同期から15%増えた。
再入国を除く新規入国者数は16%増の1407万3997人で、過去最高だった。「経営・管理」や「技術・人文知識・国際業務」、
より専門性の高い高度専門職などの在留資格を取り、就労目的で入国する人が多かった。観光などの短期滞在も増えた。…

 日本国内の不法残留者数の統計もまとめた。7月1日時点の不法残留者数は6万9346人で、1月1日時点と比べ4%増えた。
国籍別では、韓国からの不法残留者が最も多く、次いで中国、ベトナムが多かった。インドネシアが31%、ベトナムが23%と大きく増えた。