2018年9月21日、韓国・スポーツソウルによると、ヨルダン・アンマンで開催されているハンドボールの第8回男子ユース(U-19)アジア選手権で、韓国代表が「試合にわざと負けようとした」疑いで失格となっていたことが分かった。

アジアハンドボール連盟(AHF)は20日、「18日に行われた韓国とイラクの試合は、両チームともに故意に負けようとしたため没収試合となった」と発表した。韓国とイラクはAHFの規定により、今大会の全試合結果が無効となり、残りの試合への出場も不可となった。

2005年と2014年の大会で優勝した韓国は、予選ラウンドでイラク、インドとともにC組に入った。韓国はインドを破り8強進出を決め、グループ1位通過ならメインラウンドで日本、バーレーン、ヨルダンと同じ組、2位通過ならサウジアラビア、台湾、イランと同じ組に入る状況だった。しかし優勝を目指す韓国とイラクは、強豪チームである日本とバーレーンとの対戦を避けるため互いに全力を尽くさず、失格の判定を受けた。そのため、予選ラウンドで2連敗を喫したインドがメインラウンドに進出することとなった。

AHFは今後、韓国とイラクに追加の処分を科す方針。大韓ハンドボール協会も「疑惑が本当なら、関係者らを厳しく処罰する」と述べているという。

これに、韓国のネットユーザーからは「情けない」「国に恥をかかせた罪で逮捕してほしい」「永久除名処分にするべき。スポーツの基本はフェアプレーだ」「選手も悪いけど、指示した監督の責任も大きい」など厳しい声が上がっている。

一方で「システムがおかしい。1位通過に対してインセンティブを与えるべき。2位通過の方が得すると知ったら、誘惑に負けてしまうのも当然」と指摘する声も。

また、サッカーロシアW杯の日本対ポーランド戦で、日本が0—1で負けていながら攻撃しなかったことを思い出したユーザーも多いようで、「日本のまね?」「日本の悪い部分を学んでしまったようだ」「AHFの決定を支持する。FIFAも日本とポーランドを大会から追放すべきだった」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

ソース:レコードチャイナ<ハンド韓国代表、「わざと負ける」戦略で失格に=韓国ネット「国の恥」「日本のまね?」>
https://www.recordchina.co.jp/b646680-s0-c50-d0058.html