国連を訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日(現地時間)、国連のグテーレス事務総長と会談し、北朝鮮の平壌で行われた金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談の結果について説明した。

文大統領はグテーレス氏に「北朝鮮における非核化の進展と同時に、まずは北朝鮮への人道支援が必要だ」と強調し「国連の機関を通じた人道支援が行われるよう事務総長の関心と協力をお願いしたい」と訴えた。韓国大統領府のコ・ミンジョン副報道官が伝えた。

文大統領と金正恩氏は「平壌宣言」の中で北朝鮮に対する支援について「南北は伝染性の疾病の流入および感染拡大防止に向けた衛生管理と医療分野での協力を強化する」との内容に合意している。

グテーレス氏との会談で文大統領は「今回の訪朝を通じ、非核化に対する金正恩氏の確かな意志を確認できた」とした上で「非核化を進める方法の一つが終戦宣言だと思う。今回金正恩氏と終戦宣言の考え方についても合意した」とも説明した。

文大統領によると、金正恩氏と合意した終戦宣言とは「政治的な宣言」であると同時に「敵対関係を終息させるもの」だという。


2018/09/26 10:41
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