来週済州(チェジュ)で開かれる海軍国際観艦式に参加する日本海上自衛隊が艦船に旭日昇天旗を付けるとして論議になっています。日本の主張は旭日旗は軍国主義の象徴ではなく、日本海上自衛隊の軍旗にすぎないというものです。しかし、旭日旗は日本国内でも軍国主義の象徴と受け入れられ、少し前まで公式的な行事使用を敬遠したといいます。

[保坂祐二/世宗(セジョン)大教授:2000年までは日本国民も旭日旗をスポーツ行事や、そうしたところで主張すること自体を敬遠していました。それは軍国主義の象徴として多くの日本人が認識していたからです。しかし、冬季五輪のスキー大会で日本選手が初めて旭日旗を持って金メダルを受けました。それが契機になって、日本が使っても大丈夫なのかと大きな行事、サッカー国際試合とか、こうしたところから出始めて韓国との葛藤が大きく広がり始めたのでしょう。]

それなら侵略史観が込められた旭日旗の歴史的意味を広く知らしめる必要があるでしょう。旭日旗を日本軍と戦争を体験した多くの国と協調して旭日旗の公式行事使用に対応する必要があると思います。まず我が国でこれを禁止する法令が至急必要ですが、共に民主党イ・ソクヒョン議員が旭日旗など日本帝国主義象徴物の使用を禁止する内容を入れた刑法と領海、航空関連法改正案を発議した状態です。

もしこの法が国会を通過すれば国際問題になりかねないという意見についてイ議員はこのように話しています。

[イ・ソクヒョン/民主党議員(CBSラジオ「キム・ヒョンジョンのニュースショー」):ところが外交問題を間違って判断している人々が、日本が不利になります、外交的に。なぜならそれを私たちが立法化すれば中国も私たちよりもっとします。中国どころか、フィリピンなどの様々な国々が呼応できる雰囲気です、旭日旗をつけて入ってこれないように。それで旭日旗自体を直さなければ日本が外交的に孤立します、日本が。]

旭日旗の問題点を広く知らしめて国際社会とともに対応しなければならないということです。

旭日旗使用で反日感情が高くなる中、昨日、我が国を訪問した鳩山元総理の歩みにも関心が集まっています。昨日、慶南(キョンナム)陜川(ハプチョン)を訪れて原爆被害者らにひざまずぎ、目の高さを合わせていちいち謝罪の言葉をかけました。

釜山(プサン)大学で名誉政治学博士学位を受けるために訪韓した鳩山由紀夫元日本総理。学位授与式では慰安婦被害者イ・ヨンス、ハルモニが参加して慰安婦問題を解決すると約束した元総理との縁を紹介しうれしい挨拶を交わすことしました。また、日本の地下鉄の駅で飲酒者を救って亡くなった故イ・スヒョン氏の墓を訪れて故人の犠牲精神を賛えました。

鳩山元総理は「謝罪」についてもこのように自身の所信を明らかにしました。
[鳩山由紀夫/元日本総理:傷ついた方々が「これ以上謝罪はしなくても良い」と言う時、私どもは未来指向的に生きていくことができると考えます。]

日本海上自衛隊が旭日旗に固執すれば私たちは観艦式に立ち向かう、私たちの座乗艦を「独島艦」に変えようという意見まで出てきながら、来週、済州観艦式に旭日旗をたてた日本艦船が私たちの領海に入ってくるのか関心が集中しています。

ソース:YTN(韓国語) 「私たちが願う謝罪」...旭日旗に固執する日本に
https://www.ytn.co.kr/_ln/0103_201810041313492681