この記事の筆者が手本としている日本の自動車産業の構造。

世界生産台数(2017)  9729万台
日本主要8社生産     2847万台(国内919万、海外生産1928万)
日本主要8社国内生産内訳 国内販売472万台、輸出434万台

世界の生産台数の約3割は日本の主要8社が占めていて、拡大傾向にある。
海外生産が7割近くで、今後アメリカでの生産を求められていて更に拡大し、グローバル化が進んでいる。

日本国内での生産分の半分が輸出に回され、為替変動のクッションになっている。
部品産業は、エンジン、トランスミッション、電装品などのキーコンポーネントは国産が多く、品質維持に役立っている。

品質のこだわり、信頼性の向上により故障率の低さ、耐久性の高さでリセールバリューが高く、中古車のシェアは、新車シェアよりも高い。
現時点で完成車メーカー、部品メーカーとも万全の体制に見え、韓国の自動車産業が追いつけるようには見えない。