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ホ・ソンム昌原(チャンウォン)市長アンニョンハセヨ(こんにちは)。

私は昌原・台封(テボン)高等学校1年生のイ・ダヨンです。 私がこうして市長様に手紙を書く理由は、昌原に日本軍『慰安婦』歴史館の建立を提案させていただくためです。

我が国には計4つの日本軍『慰安婦』歴史館があります。京畿道(キョンギド)光州(クァンジュ)にある『ナヌム(分かち合い)の家』、ソウルにある『戦争と女性人権博物館』、釜山の『民族と女性博物館』、大邱の『ヒウム日本軍 “慰安婦” 歴史館』です。4か所全て、市民の力で作られた場所です。

ここで私は疑問が湧きました。「なぜ国家で作られたものではなく、市民が協力して作ったのか?」という点です。

もちろん市民の協力によって作る事はできます。しかし政府公式の統計では240人の被害者がいて、推定では数万〜数十万人の女性が性奴隷として連行されて、形容しがたい苦難を受けました。多くの被害者がいて、また証言された生存者の方々もいらっしゃるのに、なぜこの事を記憶するための努力を国家が無視して市民が行うのでしょうか?

そこで私は、昌原市が全国で初めて自治体主管で日本軍『慰安婦』歴史館を建立する事を提案します。

昌原市に歴史館が建立されたら慶南(キョンナム)は日本軍『慰安婦』問題で先頭に立つ事になり、慶尚南道(キョンサンナムド)の小・中・高等学校の生徒の歴史意識を高められる空間になるでしょう。 またここは単なる歴史館でとどまるのではなく、慶南におられる生存者のハルモニたちとのコミュニケーションが取れる場所にもなると思います。

完成すれば、慶南道内の歴史サークルが週末ごとに交替で解説を務めて観光客に知らせる事ができ、『文化のある日(毎月最後の水曜日らしいです)』には歴史館で関連映画の上映や演劇公演をするなど、様々な活動ができる空間としも活用する事ができます。

先日、マスコミの記事を通じてホ市長様が私たちの地域の歴史に関心が高い上に、これに関連した公約も多いというのを見ました。その記事を見て、私は市長様が十分に日本軍『慰安婦』歴史館の建設について肯定的に受け入れ、深い関心を持つであろうと思いました。

私はこの事が一つの意見で終わるのではなく、現実となって慶南にいる全ての学生と道民が日本軍『慰安婦』問題に対して知る事のできる空間が誕生する事を切に希望します。そのために私ができる最善を尽くすでしょう。市長様も大いなる関心を持ってくれる事を切に望みます。

<イ・ダヨン(昌原・台封高等学校1年)>

ソース:慶南新聞(韓国語)
http://www.knnews.co.kr/news/articleView.php?idxno=1263842