マカオ司法警察局は10月24日、マカオ半島新口岸地区のカジノホテルの客室内に1歳の娘を放置して長時間にわたり外出したとして、中国本土から香港への移民手続き中の母親(40)を未成年者虐待などの疑いで逮捕、送検したことを明らかにした。

警察発表によれば、10月22日午後8時頃、ホテルスタッフが客室の中から大きな泣き声がするのを聞きつけ、ドアをノックしたが反応がなかったため、何かあっては心配だとしてマスターキーを使い客室に入ったところ、ベッドの上に泣いている女児を発見。部屋の中には女児しかいなかった。スタッフが客室内で女児をあやしながら3時間ほど待機していたが、誰も部屋に戻ってこないことから、警察に通報するに至ったという。

通報を受けた警察が現場に駆けつけ、女児を病院へ搬送するとともい、ソーシャルワーカーを手配。幸い、女児の健康状態や身体に問題はなかったという。診断を受けた後、女児は政府社会工作局のシェルターに収容された。

警察は女児の母親が翌23日午前3時45分になってホテル客室に戻った際に逮捕した。母親は警察の調べに対し、22日午後1時にチェックインし、娘にミルクを飲ませ、寝かしつけた後、午後3時15分にカジノへ出かけたとし、紛失した携帯電話を探していたため、部屋に戻るのが遅くなったなどと供述したとのこと。

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マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

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マカオ新聞 10/27 09:41