なぜ今、インドネシアの慰安婦が問題なのか。朝日新聞は次のように書いている。
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<インドネシアでは90年代、民間団体の呼びかけに約2万人が旧日本軍から性暴力を受けたと申し出た。
慰安婦ではなかった人もいるとみられるが、実態は不明だ>(10月14日付朝刊)

インドネシアには最も多い時で、軍人、民間人あわせて4万5000人の日本人がいた。
それに対して慰安婦が2万人とは常識では考えられない数であり、朝日新聞が実態を知らないはずはない。
2万人が申し出たのは、当時、元慰安婦として登録すれば賠償金がもらえるという話が広がっていたからである。
実際には慰安所で働いていない女性でも「何らかの被害にあった」と申告すれば慰安婦として登録されたという。

朝日新聞が20年以上も前の話を蒸し返し、スクープとして取り上げたのは、
2万人が慰安婦として登録されているインドネシアに、新たな火種を撒こうとしているとしか思えない。 ※SAPIO2014年1月号

http://www.news-postseven.com/archives/20131214_231364.html