[ソウル 30日 ロイター] - 韓国外務省は30日、米国の対イラン制裁再開による韓国企業への影響を回避するため米政府に求めている適用除外措置で「最大限の柔軟性」を米国側に要請したことを明らかにした。

イランの原油輸出を対象とした米国の制裁は11月5日に再開される。

韓国外務省の発表によると、康京和外相はポンペオ米国務長官との電話で制裁の適用除外を要請。「韓国企業への打撃を最小限に抑えるべく適用除外が認められるよう、米国が最大限の柔軟性を示す」ことを求めた。ポンペオ長官は、韓国側の立場を受け止めたとし、議論を継続する考えを示したという。

韓国は既にイランからの原油輸入を削減しており、9月は2012年以来6年ぶりに輸入がゼロとなった。また、韓国の建設会社は資金調達が困難なことを理由にイランでの石油関連プロジェクトの契約を取り消している。

https://jp.reuters.com/article/southkorea-iran-idJPKCN1N40BM
ロイター 2018年10月30日 / 13:34