ドイツ版「技能実習生」、ガストアルバイター制度の重い教訓

ドイツは教育と職業のつながりが強く、
職業資格が重視される資格社会。

ドイツ語習得という
最初の一歩でつまずいた移民は
そのまま社会からドロップアウトしかねない。

社会の底辺にいる移民たちは、
ドイツ人より低い社会保障と
ドイツ人より高い貧困率にあえぐ。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/post-9981.php
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平均時給は、ドイツ人労働者の平均を下回っていたが、
特別手当が支給される危険な仕事等を引き受けることで
それを補填していた。

また、「短期間で可能な限り稼ぐ」という目標から、
多くの者は超過勤務をいとわず、
外国人男性の月労働時間は、36%が200時間を超え、 (中略)


主に利益を得たのは、一部の企業である。

企業から見れば、ガストアルバイターは生産を拡大し、
賃金上昇を緩和し、
低い時給で高い利益と経済成長の維持に貢献してくれる存在だった。

もっともこれにより採算性のない事業が継続し、
労働力を節減する機械への投資がおろそかになった面もある。

https://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2014_12/germany_01.html
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しかし最大の原因は、
「帰る」という嘘を
50年に渡ってつき続けたことだと
指摘する人は多い。

この嘘によって
当局は移民政策を棚上げにし、
外国人は「融合」への努力を怠ることができた。

ドイツは、そのツケを
今後払っていかなければならないのだ。

http://www.newsdigest.de/newsde/column/jidai/1902-der-millionste-gastarbeiter/
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