生活家電や浄水器などを手掛ける韓国コーウェイの現地法人コーウェイ・マレーシアが、現地工場の建設とマレーシア証券取引所(ブルサ・マレーシア)での新規株式公開(IPO)を計画していることが分かった。エッジ・ファイナンシャル・デーリー(電子版)が10月31日伝えた。
 海外直販部門でディレクターを務めるジェームス・パク・ジェヨン氏は、工場建設について「(コーウェイにとって)理にかなった動き」と説明し、1〜2年で結論を出すと述べた。同社は現在、韓国に3工場、中国に1工場を保有している。IPOは工場を建設した後、2〜3年以内をめどに検討を進める。
 コーウェイ・マレーシアの売上高はグループ全体の15%を占め、海外事業として最大を誇る。2017年の売上高は前年比54.9%増の7億9,000万リンギ(約213億3,000万円)だった。今年は前年比40%増の11億リンギを達成する見通し。浄水器のマレーシアでのシェアは34%を握る。
 コーウェイ・マレーシアは11月上旬、マレーシア向けに設計・製造された浄水器「オンバク(マレー語で波)」を市場投入する。月間の販売目標は1,000台。
 今後はマレーシアを拠点に、タイやインドネシア、ベトナムなど東南アジア諸国への展開も進める。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00000004-nna_kyodo-asia
11/1(木) 11:30配信