【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は1日、金正恩朝鮮労働党委員長が日本海に面する東部江原道に建設中の「元山葛麻海岸観光地区」を視察したと伝えた。今年5月と8月にも同地区視察が報じられており、制裁下でも国民生活向上に取り組む姿勢をアピールする狙いがありそうだ。

 金氏は「敵対勢力がわが人民の福利増進と発展を阻み、制裁策動に狂奔している」としながら、これに対抗して来年10月10日の党創建記念日までに観光地区を完成させるよう改めて指示した。

 金氏は軍が平安南道陽徳郡で建設を進めている同国初の温泉観光地区も視察した。いずれも視察日は不明。


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北朝鮮・平安南道陽徳郡で建設中の温泉観光地区を視察する金正恩朝鮮労働党委員長(手前)(朝鮮中央通信=共同)
https://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20181101000041
京都新聞 【 2018年11月01日 09時51分 】