韓国もランクアップ、理由は?

韓国が今回、ランクアップした理由はどこにあるのか。

それは、2月に行われた平昌五輪にあるようだ。平昌五輪によって「国のイメージがアップ」したとされているのだ。

事実、今年上半期に韓国を訪れた外国人観光客数は722万人と、前年の675万人に比べて増加している。

また、韓国文化観光研究院がクレジットカード業界シェア1位の新韓カード会社から提供された上半期の外国人のクレジットカード(VISAなど5社)の支出データを分析した結果を見ても、観光分野の外国人の支出額は3兆1661億ウォン(約3166億円)となっており、2017年(3兆307億ウォン)よりも増えたという。

平昌五輪から半年以上が過ぎて、すでにオリンピックスタジアムも撤去されているが、オリンピック効果があったことは間違いなさそうだ。

ちなみに、五輪を開催した韓国と同じくサッカーW杯という国際的スポーツ・イベントが行われたロシアも、「観光」分野で大幅な伸びを見せたそうだ。

それにしても気になるのは、今回の発表に対する韓国の反応だ。毎回、この手の国際ランキングに一定の反応を示す韓国だが、今回の国家ブランド指数に関しては今のところ、韓国メディアのほとんどが報じていない。

韓国の順位が定かではないせいかもしれないが、昨年の国家ブランド指数や、今夏の「評判の良い国ランキング」は、さまざまに報じていただけに意外な印象だ。

(参考記事:「評判の良い国ランキング」は上昇も…韓国と評判上位国との“意外な因縁”とは)

いずれにしても今回の国家ブランド指数では、日韓ともにランクアップしたことは事実。今後もトップ10は変わらないのか、また韓国がさらに順位を上げていくのか、注目してみたい。