【世宗聯合ニュース】韓国のソウル、仁川、京畿道のほとんどの地域で7日、粒子状物質の濃度が高い場合に自動車の運転などを制限する措置を実施する。

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粒子状物質の濃度が上昇したソウル市内の様子=(聯合ニュース)

環境部は6日午後5時現在、粒子状物質の濃度が「非常低減措置」の発令条件を満たしたとして、7日午前6時から午後9時までソウル、仁川、京畿道(漣川・加平・楊平を除く)地域で措置を実施すると発表した。

 首都圏で同措置が実施されるのは、今年に入って6回目。初めて実施されたのは昨年12月29日で、今回実施されるのは今年3月以来、約8カ月ぶりとなる。制度が導入されてからは7回目の実施。

 非常低減措置は当日の粒子状物質の濃度が1立方メートル当たり50マイクログラムを超過し、翌日も超えると予想される場合に発令される。

 この日の粒子状物質の濃度は1日平均でソウルが1立方メートル当たり59マイクログラム、仁川が同70マイクログラム、京畿が同71マイクログラムを記録した。これらの地域は7日も同50マイクログラムを超えるとの予報が出た。

 措置の発令により7日午前6時から午後9時まで、同地域にある7408の行政・公共機関に所属する職員約52万7000人は、車両の2部制(ナンバーの偶数と奇数によって通行制限する交通規制)が義務化される。

 7日は奇数であるため、ナンバーの末尾が奇数の車両のみ運行が可能だ。

 行政・公共機関が運営する107の大気排出事業場は短縮運営するか、運営を調整する。

 457の建設現場では工事時間の短縮、老朽化した建設機械の利用自粛、散水車の利用など粒子状物質の発生を抑制するための措置を実施する。

 ソウル市は午前6時から午後9時までソウル市の本庁や関連機関など公共機関の駐車場360カ所を全面閉鎖する。

 今回は粒子状物質の排出量が多い火力発電所の出力を80%に制限し、発電量を縮小する措置も初めて実施される。仁川、京畿、忠清南道地域にある21基の発電所のうち7基が7日午前6時から午後9時まで出力を制限し、発電量を減らす。

 粒子状物質の発生を抑えるための点検や取り締まりも大々的に実施される。

 粒子状物質の発生が懸念される場所に人員242人、装備199台を投じ、排出ガスを取り締まり、学校や駅周辺などで停車中のアイドリングを集中的に取り締まる。

 今回の発令からソウル内で、老朽化したディーゼル車の運行制限措置が初めて適用される。ソウル市は今年6月1日付で「ソウル型粒子状物質非常低減措置」が発令された日の午前6時から午後9時まで、2005年12月31日以前に登録されたすべてのディーゼル車(低公害装置付の車両を除く)のソウルでの運行を制限した。違反した場合、反則金10万ウォン(約1万円)が科せられる。

 取り締まりの対象になるのは首都圏で登録された2.5トン以上のディーゼル車約32万台。このうちソウルで登録された車両は約20万台ある。

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聯合ニュース 2018-11-06 21:04