ボクシンググローブを着けた拳で従業員の男性を殴り、死亡させたとして徳島中央署は7日、傷害致死の疑いで、韓国籍で徳島市鷹匠町、飲食店経営の容疑者(39)を逮捕した。容疑者は「スパーリングをしていて殴り、死なせてしまった。(自分には)格闘技経験があり、トレーニングの一環だった」と供述し、容疑を認めている。
 
逮捕容疑は3月9日午前6時すぎ、容疑者が経営する徳島市栄町の飲食店内で、ボクシンググローブを着けた拳で同市八万町の男性従業員=当時(20)=の頭などを複数回殴打する暴行を加え、外傷性脳腫脹(しゅちょう)などのけがを負わせて死亡させたとしている。男性は10日午後11時45分ごろ、搬送先の同市の病院で死亡した。
 
署などによると、男性もグローブを着けていた。容疑者はボクシングの指導資格を持っておらず、2人ともヘッドギアなどの防具は着けていなかった。
 
店内には他に女性従業員が2人いたが、客はいなかった。女性従業員が「スパーリングをしていて脳振とうを起こした」などと119番した。

ソース:徳島新聞
http://www.topics.or.jp/articles/-/122721