【ソウル聯合ニュース】偽造した書類で認証を受けた車両を韓国に輸入したとして起訴されたBMWコリアと同社社員の論告求刑公判が8日、ソウル中央地裁で開かれた。

 検察はBMWコリアがこの事件で多大な経済的利益を得たとして、同社法人に罰金約301億4000万ウォン(約30億円)、前・現職社員6人には懲役10カ月〜1年6カ月を求刑した。

 BMWコリアは、2011年から偽造した排ガス試験成績書で国立環境科学院の認証を受けた車両約2万9000台を輸入した罪で起訴された。

 BMWコリア側はこの日の最終弁論で「社会的物議をかもしたことをお詫びする」と述べ、「今回の事件を機に認証業務を改善し、コンプライアンスチームを新設するなど全社員が再発防止に最善を尽くす」として善処を求めた。

 また営業利益の一部を韓国自動車産業に再投資するなど、韓国経済に寄与した点を強調。社員らが故意に法律違反を犯したわけではなく、韓国と欧州の認証手続きの違いを認識せずに業務の慣行に従ったと説明した。

 判決は来年1月10日に言い渡される。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/08/2018110803049.html
朝鮮日報 聯合ニュース提供 2018/11/08 20:08