逮捕状請求が棄却され、待機していたソウル拘置所を出る朴氏=7日、義王(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】

韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権時代、大法院(最高裁)が政権の意向を受け、日本による植民地時代に強制徴用された被害者らが日本企業を相手取り損害賠償を求めた訴訟の判決を先送りしたなどの疑いが持たれている前大法官(最高裁判事)の朴炳大(パク・ビョンデ)氏と高永ハン(コ・ヨンハン)氏について、ソウル中央地裁は7日未明、逮捕状請求を棄却した。

検察は3日に職権乱用などの疑いで両氏に対する逮捕状を請求していた。大法官経験者への逮捕状請求は初。

ソウル中央地裁は6日、朴氏と高氏をそれぞれ呼び出し、逮捕状発付の可否を決める令状審査を行った。その結果、「共謀関係の成立に対し疑問の余地がある」「現段階で拘束の理由や必要性、相当性を認めることは難しい」などとして請求を棄却した。

令状審査で両氏は容疑を否認したとされる。

検察は「常識に外れる」と反発している。だが、新たな手掛かりを確保できない限り、逮捕状を再請求しても裁判所の判断は覆らないとみられることから、検察は両氏を出頭させ捜査を進める可能性が高いとされる。


2018.12.07 08:50
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