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中国の数字を膨らせまくっても、まだ内需と外需の比率では外需が格段に大きい訳。それでも、中国発表の数字では中国の内需規模が日本のそれを上回っている訳。つまり現在中国のGDPが日本の2倍強に膨らんでいるうち、
内需だけだと1.数倍に留まっている事、これすなわちこれだけ経済規模が大きくなってさえ、まだ外需主導経済だと言える訳なんだね。

その中国の内需だけど真の内需なのか、つまり民間の自発的な需要なのか、政府が無理くり膨らませた需要なのか?と言えば、後者の「政府が無理くり膨らませた需要」が正解な訳だよ。

改革開放してもなお、政府が生産数まで指導する体制が抜けきれない。なので市場との対話のない不必要な生産が無理くり行われるような事があちこちで起きている訳だ。
粗鋼生産然り、鬼城(誰も住まないマンション)然り。

こうして、真の需要とはかけ離れた生産が行われ、それにより内需が数字上膨らまされているのが実情なんだよね。
ところが、経済の法則からは誰も逃れられない。
こうした市場を無視した生産は必ずどこかで反動を生むんだ。一部に海外にその余波が漏れる事もある。

兎に角、見かけ上の経済規模が膨らんだ所為で、海外に波及する経済リスクは計り知れないんだね。いわゆる
チャイナリスクという奴だ。