ドナルド・トランプ大統領の就任以降、アメリカ全域で不法滞在移民に対する取り締まりの手綱を締めている中、ニュージャージー州で再び韓人(コリアン)を始めとする100人以上の不法滞在者が大量に逮捕され、米州韓人社会が再び追放の恐怖に包まれている。

連邦移民・税関捜査局(ICE)は7日、パラセイズ・パークなどニュージャージー州全域で先週、大規模な急襲取り締まり作戦を行い、韓人2人を含む105人を摘発したと明らかにした。

今回摘発された韓人2人は共に、ニュージャージー州最大の韓人タウンであるパラセイズ・パークで逮捕され、それぞれ44歳と59歳の強制わいせつと傷害、向精神薬を流通させた容疑などでインターポールに手配されていた事が分かった。

出身国別ではメキシコ出身が28人で最も多く、グアテマラ13人、ドミニカ共和国10人、エルサルバドル8人、ホンジュラス7人、ブラジル6人、ジャマイカ・ペルー・エクアドル・ベネズエラの各4人の順で移民拘置所に収監されている。

一部では今回の逮捕作戦は、最近発表されたニュージャージー州検察の移民取り締まり協力禁止方針に対する報復ではないかという疑惑を提起している。

実際に昨年末に『避難所州』を宣言したカリフォルニアの場合、今年の始めから重犯罪歴の記録がある移民だけでなく、これらを雇用した事業体まで狙って大々的な取り締まりをするなど、強い不法雇用監査まで実施している。

ソース:米州韓国日報(韓国語)
http://www.koreatimes.com/article/1218992