ベトナム戦争に派遣された韓国軍兵士による現地女性への性的暴行などで生まれた「ライダイハン」と呼ばれる混血児の問題を追及する英民間団体「ライダイハンのための正義」(ピーター・キャロル会長)は16日、英議会にイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の性暴力を告発してノーベル平和賞を受賞したイラクのクルド民族少数派ヤジド教徒、ナディア・ムラド氏(25)らを招き、特別会合を開催する。同団体が産経新聞に明らかにした。韓国の戦争性犯罪であるライダイハン問題の実態を訴える。

 特別会合は、同団体の「国際大使」に就任したジャック・ストロー英元外相が主催。英議会内のダイニングルームで、ムラド氏のほか、「ライダイハン」のベトナム人、トラン・ダイ・ナットさんとその母親、さらに英政府の性暴力防止イニシアチブ(PSVI)を設立したウィリアム・ヘイグ元外相が性暴力撲滅などを呼び掛ける。また、国連人権理事会にライダイハン問題の実態調査を申し立てる決議を行う。

同団体は、ベトナム戦争で韓国兵が13、14歳の少女を含むベトナム女性数千人に性的暴行を行い、その結果生まれたライダイハンが約1万人いるとしている。

 ライダイハンの父親は、韓国兵のほか民間や軍属の韓国人男性ら。1973年に結ばれたパリ和平協定による韓国軍撤退などで韓国人男性らは帰国し、ライダイハンは置き去りにされた。75年にベトナム戦争終結後、南ベトナム政府の崩壊により、共産党政権下でライダイハンは「敵国の子」として迫害され、差別されてきた。同団体は韓国政府に公式な謝罪を求めている。

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190110/soc1901100018-n1.html
夕刊フジ 2019.1.10

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