ソウルで歴史を感じると言えば仁川から市内に入る高速道路から見下ろすバラック街だ。
防音壁(あるいは目隠し板)から文字通り五千年の太古から綿々と受け継がれた韓民族の
逞しさ、力強さを垣間見ることができる。
宿の近所で最初に探すべきは焼肉屋だが、すぐに見つけ出すことができるだろう。
ビジネスマンはスタミナ勝負だ。過酷な出張は美味しい焼肉で乗り切れる。
大企業が立ち並ぶ江南とは言え熱い夜を戦った女性らの為に焼肉屋は24時間営業だ。
というより焼肉屋以外は何の料理店なのか、むしろ料理店なのかどうか判らない。
いや朝から三食焼肉は、というビジネスマンにはコンビニが頼もしい。
マクドナルドやケンタッキーといった趣の欠片もないファストフードは少ないのだ。
コンビニには日本人にお馴染みのオニギリや海苔巻きも豊富だ。
梅かと思えばキムチだったりタラコかと思えばキムチだったりかんぴょうかと思えばキムチだったり
韓国ならではの意外性を満喫して貰いたい。ただ1000円の感覚で1000₩札を出すとムッとされる。