2/28(木) 22:03配信

【釜山聯合ニュース】韓国の市民団体が、日本による植民地支配に抵抗して起きた独立運動「三・一運動」から100周年となる3月1日に釜山の日本総領事館周辺で計画している行進について、警察は制限したが裁判所は許可した。

 釜山地裁は28日、金在河(キム・ジェハ)全国民主労働組合総連盟(民主労総)釜山地域本部長が釜山東部警察署長に屋外集会禁止通告処分取り消しを求めた仮処分の申し立てを認めた。

 市民団体「積弊(積み重なった弊害)清算・社会大改革釜山運動本部」は1日午後3時から、日本総領事館付近で三・一運動100周年釜山市民大会を開く。大会後に約30分間、総領事館周辺で行進を行う計画だ。大会には約400人が参加する予定で、植民地時代に朝鮮半島から強制徴用された労働者を象徴する像も持ち込まれる予定だ。この像は昨年5月に総領事館前に設置しようと試みられたが警察に阻止された。

 地裁は「行進が行われるとしても大規模な集会またはデモに拡大する懸念や、外交機関の機能や安寧が侵害されたり、交通に深刻な影響を与えたりする恐れがあると見るのは難しい」との判断を示した。

 また、同団体が計画している行進が外交機関周辺で開催可能だと認められる例外事由に該当し、管轄警察署が法律に基づき禁じることができないと説明した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190228-00000120-yonh-kr