[ハンギョレ] 「日本原産桜の木、ソメイヨシノ桜と呼ぼう」
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&;mid=sec&sid1=103&oid=028&aid=0002444835

[アニマルピープル] 東北亜生物研:卑俗語とつづり・科学研究で的確できない植物名、修正リスト発表 
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我が国の街路樹と公園樹で広く植えられた桜の木。日本原産で、日本で記す名前を取ってソメイヨシノ桜と呼ぶという提案が出た。 ヒョン・ジノ博士提供。

植物の名前には美しくて郷土色の強いものが少なくないが、すべてが美しくはない。 「ケブル・アルプル(※犬の陰嚢草、和名イヌフグリ)」、「ミョヌリ・ミッシッケ(※嫁の下洗い、和名ママコノシリヌグイ)」、「チュンデガリ・ナム(※「丸坊主の木」の意)」のように、子どもたちに教えたり放送で口にすることがきまり悪い名前もあって、学校で習うハングルの綴り方に反していたり、最新の研究結果に合わないものも多い。

民間研究所の東北亜生物多様性研究所(ヒョン・ジノ所長)は28日、韓国に自生したり外来種として入ってきた植物5392種の韓国語の名前と学名を見直して整理した「韓半島管束植物リスト」を公開した。 美しい韓国語の名前についての提案を盛り込んだこのリストは、1日からこの研究所のサイトを通じてダウンロードできる。

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最近中部地方で花が咲いたクン・ケブル・アルプル(※和名オオイヌノフグリ)。クン・ポム・カチ・コッ(※「大春カササギ花」の意)で浄化した。ヒョン・ジノ博士提供。
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葉の後ろに棘がいっぱい付いたミョヌリ・ミッシッケ(※和名ママコノシリヌグイ)。カシモ・ミル(※「棘の蕎麦」の意)に浄化した。ヒョン・ジノ博士提供。

新しい植物目録には、卑俗語が入った名前の「ケブルアルプル(※イヌフグリ)」を「ポム・カチ・コッ(※春カササギ花)」、「ミョヌリミッシッケ(※和名ママコノシリヌグイ)」は「カシモ・ミル(※棘ソバ)」に、「ソギョン・プラル(※「盲人の金玉」の意)」を「アル・トドク(卵ツルニンジン)」に、「チュンデガリ・ナム」は「クスルコッナム(※「玉花木」)」などと浄化した。(省略…)

最新の科学研究で名称変更が避けられないケースもある。「元祖論争」が絶えなかった桜の木がその例だ。ヒョン・ジノ所長は、「国立樹木園主導で様々な大学の植物学者が参加して最近研究した結果、韓国と日本の桜の木は似ているが,別個の起源を持つ完全に異なる種であることが明らかになった」とし、

済州で自生する天然記念物の桜は今のまま「ワンボッナム(※王桜の木)」で、韓国の公園と街路樹に広く植わった日本産の桜は日本での表記法を用いて『ソメイヨシノボッナム(ソメイヨシノ桜の木)』と呼ぶことを提案する」と述べた。

また「日本産の桜の木も40-50年後、自然寿命が尽きれば次第に淘汰されて、韓国特産の桜の木に置き換えられる」とし、「日本の起源であることを明らかにして代替を促進して、日帝清算という意味もある」と言い添えた。

桜の原産地に対する議論は1960年代,済州島で王桜の自生地が見つかったことで、日本の桜の木の元祖は「済州の桜」という主張になって、日本では反対に日本の桜の木が済州島に移って行ったという主張で対立し続けた。これを受けて、日本起源の桜も「王桜の木」と表記して、済州産特産桜と混同を与えた。しかし最近、遺伝子分析結果、済州と日本の桜の木はそれぞれその地域の野生桜の木の間から雑種が生じたことが明かになった。

今回の目録ではまた、蘭草科植物を我が国の言葉の後ろには「ナン」、漢字語の後には「ラン」と書く綴字法によって「チネバラン」は「チネバナン」、「タムララン」は「タムラナン」のように蘭草科植物の表記を変えた。(省略…)