北朝鮮が洋上で物資を積み替える、いわゆる「瀬取り」への警戒監視活動に、フランス軍の艦艇や航空機が初めて参加することになり、岩屋防衛大臣は、北朝鮮の非核化の実現に向けて関係国との協力を強化していく考えを示しました。

北朝鮮が洋上で物資を積み替える、いわゆる「瀬取り」への対策では、日本やアメリカだけでなく、オーストラリアやカナダ、イギリスなどが協力して警戒監視活動を行っています。

こうした中、岩屋防衛大臣は閣議のあと記者団に対し、今月中旬にもフランス海軍のフリゲート艦と哨戒機が警戒監視活動に初めて参加することを明らかにしました。

これは、ことし1月に行われた、日本とフランスの外務・防衛の閣僚会合、いわゆる2+2での合意を受けたものです。

岩屋大臣は「国際社会が一致団結して安保理決議の実効性の確保に取り組んでいく観点から歓迎し、引き続き関係国と緊密に協力していく」と述べ、北朝鮮の非核化の実現に向けて制裁を維持し、関係国との協力を強化していく考えを示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190308/k10011840011000.html
NHK 2019年3月8日 11時34分

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